『跳び箱に手をつき骨折する子ども』 柴田輝明著 ポプラ親書
“ひ弱な子どもが増えている”という漠とした感じがあります。
電車に乗れば、姿勢をダラっとした子どもが席に座っていたり、座っているかと思えばスマホでゲームをしていたり。
しかしその一方で、卓球やバドミントン、陸上競技など、東京オリンピックが近いからなのか、以前は日本人が活躍できなかった競技にまで目覚ましい成績を出す選手が出るようになってきました。
一方ではひ弱、一方では国際舞台で活躍する若者。
いったいどちらが日本人の現代を象徴しているのでしょうか?
子どもの体力も、二極化しているのでしょうか?
本書にはセンセーショナルなタイトルが付いており、現代の子どもの体力事情を解説したもの。 そしてその解決策も少し明示してあります。
将来の日本のためにも、子どもの環境を考えてみたいきっかけになると思います。
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