『「大発見」の思考法 iPS細胞VS素粒子』 山中伸弥・益川敏英 文春新書
本書は、iPS細胞の山中伸弥先生と、素粒子の益川敏英先生という二人のノーベル賞受賞者の対談。
最近ではノーベル賞を受賞する日本人もコンスタントに出るようになりましたが、それでもやはり世界で最も権威のある賞だけに、素直にすごいなぁとそれだけで尊敬の対象になります。
その受賞者の知性にはとても興味があるものです。
とても自分がノーベル賞を取ろうとかなんて思いませんが、それでも、頭の中はどうなっているのだろうと気になるものです。
本書は、二人のノーベル賞受賞者が、忌憚なく打ち解け合って話をするというもの。難しい話をするのではなく、お互いがお互いを知るために興味の赴くままに聴いていくというもの。特に、好奇心の旺盛な益川敏英先生が山中伸弥先生に質問をしていくといった傾向が強いですが、素粒子という難しい話をされるよりも、一般読者このくらいがちょうど良い。
さてさて、二人の対談から学ぶものはあるでしょうか。
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「大発見」の思考法 iPS細胞 vs. 素粒子 (文春新書)
- 作者: 山中伸弥,益川敏英
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/02
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